キルケラン(Kilkerran)はキャンベルタウンに2004年にオープンした「ミッチェルズ・グレンガイル蒸溜所」のシングルモルトウイスキーです。
グレンガイルは、1925年に閉鎖されたオリジナルと同じ敷地に建てられています。
姉妹蒸溜所であるスプリングバンクでフロアモルティングしたライトピート麦芽(約15ppm)を使用し、2回蒸溜でつくられるキルケランの生産量は10万リットルほどで、年に3ヶ月ほどスプリングバンクの職人により蒸溜されています。
キルケラン 12年はバーボン樽(70%)とシェリー樽(30%)の2種の原酒を使用した12年熟成で、少量生産のキャンベルタウンモルトです。
香りはフローラルで洋ナシのキャンディ、マジパンのアロマが広がり、焚き火で焼いたマシュマロのような甘さを含んだライトなピートスモークが加わります。
味わいはレモンチーズケーキ、キャンベルタウンモルト特有のオイリーなニュアンスがあり、時間が経つにつれて、トフィプディングの甘味とともに軽やかなピートスモークとなめし革、コショウが広がります。
ピートスモークはいつまでもくすぶる残り火のようにフィニッシュまで続き、ピーカンパイ、バタースコッチの甘味と混ざり合います。