グレンアラヒー蒸溜所はスコットランド・スペイサイド地区で1967年に創業しました。2017年にウイスキー界の伝説的プロデューサー ビリー・ウォーカーが蒸溜所を取得以降、グレンアラヒーはその輝きを取り戻し、卓越したシングルモルトを生み出しています。
「安定した “一貫性” ではなく、一つの作品としての “完全性” を追求しつづける」という信念に基づき、品質を磨き続けて生み出されるシングルモルトは、世界中のウイスキー愛好家から高い評価と信頼を集めています。
グレンアラヒー2014 チンカピン&PXシェリーカスクは、シンティーシュ シリーズの第1弾です。
シリーズ名のシンティーシュ(Sinteis)とは、ゲール語で合成、統合、融合などを意味します。「2つの異なる樽。ひとつの調和のとれた合成」というコンセプトで、2種の樽をヴァッティングした限定品のシリーズです。
ミズリー州産チンカピンオークのヴァージンオークカスクとファーストフィルPX(ペドロヒメネス)シェリーパンチョン原酒をおよそ1対1の割合で使用。
使用されている原酒はすべて2014年蒸溜で、ノンチルフィルター、ノンカラーリング、カスクストレングスでボトリング。
チンカピンオークは、一般的なホワイトオークで感じるバニラやバタースコッチの風味に加え、リコリスやアニス、ユーカリがあるのが特徴です。これにPXシェリーカスク由来のプラム、レーズン、モラセス、チョコレートの濃厚な風味が重なり、複雑で奥行きのある調和を生み出しています。
香りはリコリス、バタースコッチ、焦がしたコムハニーがアクセントに加わり、砂糖漬けの果物、ココア、糖蜜のタルトが続きます。味わいは、バタースコッチに始まり、砂糖漬けしたレモンスライス、ジンジャーが広がり、奥からゆっくりとイチジクジャム、ブラックベリー、糖蜜が姿を表します。フィニッシュにかけてシナモン、ココアが加わることで、まるでクリスマスプディングを思わせる豊かで温かみのある余韻が長く続きます。









