キングスバーンズ蒸溜所はインディペンデントボトラー「ウィームスモルト」の創設者であるウィリアム・ウィームスが2014年に、ゴルフの聖地として知られるセントアンドリュースからほど近い東ローランドのキングスバーンズの地に創業した小規模蒸溜所です。蒸溜所の建物は1800年代に建てられた歴史的建築物を改修して使用しています。
蒸溜所で使用される大麦はすべて地元ファイフ産(製麦はモルトスターへ依頼)。この地域はスコットランドでも名だたる穀倉地帯のひとつで、高品質な大麦が栽培されてきたことで知られています。
製造は1対の銅製ポットスチルで2回蒸溜。得られるモルト原酒は年間わずか14万リットルと極少量ながら、その分ひとつひとつの工程にじっくりと時間と手間をかけることができ、非常にクリーンかつ複雑味に富むスピリッツをつくり出しています。また、同蒸溜所内に設置された350リットルの小型ポットスチルではジンの製造も行われています。