オスロ ハントバークディスティラリーは2015年、ノルウェーでお酒の輸入業を行っていたマリウス・ヴェストネスと「ウイスキーマガジン」の元編集長マーチン・ミラーが共同で立ち上げたスピリッツ、リキュール専門の蒸溜所です。このバッチはマルカ ビター同様ヘッドディスティラーのデイヴ・ゴルドニオが元務めていた蒸溜所を借りて製造を行いましたが、今年8月に蒸溜器も入り、今後は自社蒸溜所での生産がスタートします。
ヴィッダトール ジン Vidda Torr Gin
テイスティングコメント
ヴィッダトール ジンは創業者がノルウェーの広大な森林の中をハイキングした時、大自然の香りと共に味わったジントニックの美味しさをヒントに誕生しました。
“ヴィッダ“は山岳、“トール”は辛口を意味するその名の通り、北欧由来のアンジェリカ、ヘザーフラワーやエルダーフラワーなどのボタニカルをふんだんに使用したドライジンです。特にアンジェリカはスカンジナビアで発見されたハーブで、現地では普段から料理やお菓子作りに使用され親しまれ、ヘザーフラワーは2つあるノルウェーの国花のうちの1つで、このジンにフローラルさを与えています。またベースとなるスピリッツにはジャガイモからつくられたスピリッツを使用。香りは針葉樹の森林を彷彿とさせる清々しい爽やかさの中にヘザーの華やかさが寄り沿います。味わいは柔らかな甘みの中にほんのり松のアクセントが加わり、フィニッシュにヘザーハニーの甘みが現れます。まるで日光が降り注ぐ森林の中にいるようなジンです。